「セシル・モンロー」が亡くなって20日が過ぎました。 吉祥寺のサムタイムに行くと「ここにいつもセシルが座っていたなー と思い出します」弾いていてもポロッときます。全国のいろいろな人か ら励ましの言葉を頂きました。ありがとうございます。旅の途中、新幹 線で寝ていてふと目を覚ますと横にセシルがいた気がした日があり ました。どのくらい一緒に旅をしたり、レコーディング&ライブをした のでしょうか?(23年間)いつも「リムショット」がどこまで来て、ハイハ ットからシンバルに移り、最後にスネアがくるというのをやっていて判 るのは、僕ぐらいだったと思います。どこまでフローティングして、ここ からリズムに入るというのも、いつも同じタイミングでした。それをお 互い聞きながら自然と「ビルドアップ」していける仲でした。管のソロ
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や歌のエンディングが長かったりすると2人で顔を見合わせて「あーっ」「まだやるの?」といった感じでした。 あッ「今日はすごくクールね!!」と言う日は、音量がすごく小さく、ずっとグルーヴだけする日だったりしました。 何も言わなくても音を出すと判る人でした。飲んでいても(2人でも、沢山でも)いつも楽しい人でした。僕がたおれ た時も「大石もっとたくさん演奏したいよ!」と、どこかの駅で、言いながら別れた時もありました。本当に残念で す。年内は追悼ライブになると思います。2009年に出したトリオの「ステツピンアップ」の曲を少しやろうと思いま す(まだCDも注文出来ます、ぜひ聴いてください)セシルの初リーダー作「kickin It」がサムタイム、青山のBody & Soulで売っています。この作品は、ドラム、キーボード、Rap、ボーカルを全部セシルがやっていて、ニューヨーク の弟「ロン」がベースを弾いている曲もあります。むかし旅の間、ノートパソコンの中にオルガンやキーボード等の 音を楽屋で聴かせてくれた事がありました。家で少しづつ作っていたのでしょう。やはり日本人の作る音楽とは全 く違います。 この先、市場に出る事はないので、どちらかの店でぜひ買って下さい!! セシルも喜ぶと思います。
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