戻る土岐英史 QUARTET 田口"美弓"あゆみ
April 29, 1999 下関・アンビアーズ土岐英史(as)大石 学(p),米木康志(b),村上 寛(d)
4月29日(祝)、下関・アンビアーズでの土岐QUARTETに行きました。 メンバーは土岐英史(as)・大石学(p)・米木康志(b)・村上寛(d)。 土岐QUARTETと言いつつ、ここ下関は大石DUO/TRIOの演奏が入る・MCが大石 さんと、他の場所とは様子が違います。 いつにも増して密度の高い演奏で、終演直後はしばらく呆然としていたほどです。 分けても特筆すべきは大石さんでしょう。聴くたびに腕を上げている感があります。 『TEARS RAINED DOWN』発売時に「今だともっと良いピアノが弾けるのに」という コメントがありましたが、本当に、CDだけ聴いて満足していたらもったいないです! みなさん是非ライヴに足をお運び下さい。(^_^) § § § § § 18:30、店に到着すると、先に来ていたうちのダンナと友人K、なんとも大胆な位置に 席を取ってくれていました。 ピアニストの、すぐ隣。(^^;) ファンキー・ジャズ・オーケストラの西野くんが来たら席を替わろう。(^^;; 彼こそ、ここで大石さんの手元を見てるべきだ。(^^;;; (残念ながらこの日は西野くんは姿を見せず) 19:20スタート。まずは大石・米木DUO… 大石「こっちの感じじゃないよね」ガサガサ。重ねてあった楽譜の順序を入れ替え。 のっけから流動的ですな。では、大石・米木DUOで。 最初は大石さんらしい美しいメロディの曲。でもアドリブは結構飛ばしてます。 2曲目。伸びやかな曲想、爽やかに晴れた青空の風景が心に浮かびます。 アドリブで次々に新たなイメージが紡ぎ出されていくのは、見事というのさえ通り 越してひたすら心楽しいものがあります。 大石「2曲とも僕のオリジナルで、両方とも割と最近作った曲で、1曲目のほうは まだ曲名付いてないんですが、2曲目は今年1月に亡くなったミシェル・ペトルチアーニ に捧げたいと思います、曲名は『TO THE SKY』と言います」 3曲目から村上さんが加わります。シンバルの連打で賑やかに始まった曲は… これって『雨音』だよねぇ。(^_^;) CDに収められている演奏は、木々の緑を鮮やかにし水たまりで水滴が踊る、 テンポの名称(アレグロ)どおりの快活な雨という感じだけど、今日は土砂降り なのに陽性の、熱帯のスコールのような演奏。 大石「次からもう一人入ってもらいます、僕はもう10年くらい一緒にやらせても らってるんですが、SAX・土岐英史」 曲は土岐さんのオリジナルで『AFTER DARK』。引きずり込まれそうに深い音色、 説得力に満ちた節回し。あたしゃ土岐さんのこの音を聴くために生きてると言っても 過言じゃないです(^_^;)。もう、酸が出ていようが毒が出ていようが許せてしまいますー。 (「指から毒が出ている」は藤陵雅裕説) 続いて『OLD FRIEND AND DRY MARTINI』。前回聴いたときはベースがおとなしく 感じましたが、今回はなかなかどうして。紅介さんのベースとは思えない(笑)軽やかな 演奏とはまた違う、米木さんらしい渋く力強いソロでした。(^_^) 休憩を挟んで第2部。 まずはQUARTETで『THE ALL THINGS YOU ARE』。 大石「土岐さんに1曲休んでもらって3人でやります。よく、やってよって言われる んですが、ピアノのコンディションが良くないとこれは許されない曲なんで、 今日はまだ調律が保ってるんでやれるんですが、東京と神奈川の間に多摩川って大き な川があってそこでぼけぼけしてる時にできた曲で『晴れの多摩川』って言うんです が、アルバムに入れる時はそれじゃあんまりなんで『MORE THAN THE MEMORY』って もっともらしいタイトル付けたんですが。『雨の五反田』って曲もあって、これは 土岐さんのアルバムに『AFTER THE RAIN』っていって入ってます」 こういうMCを、せいぜい含み笑いしかせずに真面目そうに喋る大石さん。 演奏は、うーん、やはりピアノの調律が苦しい。直前に調律しているはずだけど、元々 コンディションが良くないのに加えて大石さん突き指する勢いで弾くからなー。(^_^;) 大石「『晴れの多摩川』でした」 土岐さんが再登場して、ええと、『IT'S A SMALL WORLD』だったような気がします。 違っていたらごめんなさいー。 『だるまさんが転んだ』この曲は毎回ピアノがブチ切れます。煙草片手に土岐さんが 笑ってます。つとピアノがワルツになり、一瞬後にドラムが、そしてベースが続く。 村上さんの怒涛のソロ、米木さんのソロもこの日一番のパワフルな演奏です。今日の だるまさんは一体どこまで転がって行くんでしょう(^_^;)。 なんだか土岐さんが一番おとなしかったぞー。 ラストナンバー、いつもメンバー紹介しながら演奏するブルース。 (曲名は土岐さんもご存じないそうです) ちなみに昨年12月のルーレットでは1部の最後がこの曲で、2部の最後は何かなーと 土岐さんのアドリブ聴いてたら、繋がった先はまたもこの曲。大石さんも「え、また これやるの」って表情で口を開けてました。 アンコールの拍手。客席から「まだ帰さんよー」の声(笑)。 大石「SMOKEやるの?」土岐「弾ける?」これはピアノの調律のことでしょう。 米木さんが村上さんを振り返ってスパスパと煙草を吸う仕草をしながら「SMOKE」。 SMOKEと言えばアレしかありませんね、『SMOKE ON THE WATER』、じゃなくって(^^;)、 『SMOKE GET IN YOUR EYES』。超有名曲を派手な飾り無しに“聴かせる” 土岐QUARTET お馴染みのアンコール曲。 ところがピアノソロを終わろうとして…土岐さんがいない。見ると隅のほうでリード を交換中。首を延ばして見ていた大石さんがそのままピアノソロを延長、村上さん が大石さんの顔を見てニヤーリ。いつもは何かと表情豊かな米木さんは平然と演奏。 その後何事もなかったように土岐さんが戻り、静かに演奏を終了したのでした。 § § § § § この1週間前に続木徹さんにサインしていただいた『CHICKENSHCK I』、 土岐さんにもサインしていただきました。(^_^)v 達郎マニアの友人Kは、Perfomanceツアーパンフにサインしてもらいました。(^_^;) 「ふぐ茶漬け、美味しいのありました?」前回差し入れの「ふぐ茶漬け」は、 数種類を詰め合わせたのです。 「えーと、大きな袋に入ってたやつが美味しかった」 …どこのを入れたか、店頭で現物見たら思い出せるかしら。 主催者Sさんのお誘いをいいことに、数人で打ち上げにお邪魔することになりました。 「ホテル前集合ですから」一足先に出た土岐さんを追いかけようとするも、 …向こうに見えるあの人影か?? 歩くの速いなー。 さすが立ちっぱなしで仕事する人は違う。 「○○ホテルって所ですが」あ、そこなら判ります。私は元・地元民。 徒歩5分ほどで到着したところに、Sさんの車で米木さん到着。 「これだけの距離を車ですか^^;」と言ってると、車から黒い大荷物が出てきました。 そうか、米木さんは楽器があったか。 口々に「分身が大きいから」「一心同体ですもんね」「いや〜、も〜離れたくても 離れられないからさ〜」「それ取ったら何にも残らない?」 え、何、急にマジな顔になって((((((^_^;)。「そう、正にその通りなんです〜」 入れ替わりに土岐さんが着替えて出てきました。 Sさん「米木さんは今上がって行ったところだから、もうしばらく掛かるでしょう。 村上さんが先に行ってるからあまり待たせても悪いし、先に行ってもらうほうがいい んですが…この道をずっと行った所で、漁港の近くの△△って焼き肉屋なんですが」 あ、知ってます。私は元・地元民。というわけで、私の引率で出発〜。 お店ではみなさん食べるのに忙しく、話題はわりと真面目な話が多かったです。 いえ、いつもがどうだと言うわけじゃないんですが。(^_^;) 12/6分のレポート、文中に登場するファンキー・ジャズ・オーケストラの方に差し上 げようとプリントアウトして持っていたのですが、あっ、こらっ、そこで回し読み するんじゃない〜っ!!!!! さて出ますかと立ち上がりかけると、店の人が話の内容から音楽関係と見当を付けた か(まぁ普通の勤め人にゃ見えませんわな)色紙にサインを…と言いに来ました。 が。「あの、山本譲二のバックの人ですか?」☆@£★!!! 「ちょっっと違うかなー」「同じ業界ではありますけどね〜」一同、苦笑しきり。 そのお店にはサインは残っておりません。(^_^;) (演歌歌手の山本譲二は下関出身) 店を出ると「オレ道わかるから」とか言ってた大石さん(元・地元民)がいない。 米木「ホテルはどっち〜」土岐「こっちから来た気がする」お送りしますっ。(^_^;) ところで大石さんはどこへ? 村上さんと一緒にSさんの車に乗ってたみたいだけど。 「別の焼き肉屋に行ったんじゃないかな。(村上さんが)喉のとこの肉が食いたいっ て言ってたから」 米木「オレ飲みにだったら行ってもいいけどさ〜、焼き肉屋ならもう行かない〜」 土岐「オレも」生憎と私では飲み屋のご案内は難しいのです。 (昔行ってた飲み屋無くなっているという話も)これが小倉だったら友人Kの案内で どこまででもOKなんですが。(^_^;) 「今日はもう寝るわ〜」 ということでお開き。前日の久留米では朝まで飲んでいたそうですし。 米木さんとは「では今度は7月に」、土岐さんとは「またいらして下さい」 「呼んでもらえれば」と握手して別れました。 うちのダンナは「また近いうちに」と挨拶しておりました。 § § § § § GW中、所要で中部地方へ行ったうちのダンナは5月1日に名古屋のJAZZ INN LOVERY に行きました。 「お久しぶりでーす」と言うと土岐さんの返事は「…ばかたれッ!」だったそうな。 田口"美弓"あゆみ VFF01153@nifty.ne.jp ※文中、一部敬称略